暗号資産(仮想通貨)に興味あるけど、
たくさんありすぎてどれを買ったらいいか分からない!
将来性のある仮想通貨が知りたい!という会社勤めの方がいると思います。
そんな方に個人的におすすめしたいのが、日本発の仮想通貨であるアスターネットワーク(Astar Network)です。
現在日本を代表する仮想通貨プロジェクトであり、将来この仮想通貨が世界中で使用されるポテンシャルを秘めていると私は感じています。
まずはアスターネットワークの特徴から解説します!
アスターネットワークとは?
アスターネットワークの特徴をまとめると、
以下のようになります。
仮想通貨についてよく分かっていない人には、
何言ってんだ?????
となっていることでしょう。
私もそうでした、というか誰も分かりやすく解説してくれないのでサラリーマンで働きつつ仮想通貨やWeb3について調べるのは現実的ではないと思います。
なので、私が調べました!
これから解説するので
仮想通貨について全く分からなくても大丈夫!
初心者でも分かります!
日本発の仮想通貨
現在2024年の仮想通貨は20,000種類(!)を超えており、このほぼすべてが海外発です。
そして数少ない日本発の仮想通貨が
アスターネットワーク(Aster Network)であり、現段階では開発準備段階で大きな成果はまだ出ていませんが、私は将来性を非常に感じるプロジェクトだと感じました。
ポルカドット上のパラチェーン
まずアスターネットワークの特徴の1つを上げますと、
「ポルカドット上のパラチェーン」であることが言えます。
ポルカドット??????
パラチェーン?????
そりゃあ、何言ってんだこいつ?ってなりますよね。
でも大丈夫!
これから初心者でも分かるように解説します!
まずは順を追ってビットコインから簡単に解説していきます!
全ての始まりはビットコイン
仮想通貨と言えばビットコインを思い浮かべる人が多いと思います。
では、ビットコインって何?と聞かれて答えられる一般人はまずいないのではないでしょうか?
初心者の方に向けてめちゃくちゃ簡単に言うと
ビットコインは
「全世界共通の改竄不可能な電子マネー」です。
少しだけ技術的な話をすると、
「ブロックチェーンという新しい技術を使って改竄不可能にした全世界共通の電子マネー」です。
ブロックチェーンについて簡単に説明すると、
「データとデータを鎖のように紐づけて、固有のデータを作成し改竄不可能にする」技術の事をいいます。
どこかの国が管理しているのではなく、インターネットに存在している管理者のいない電子マネーですので、ビットコイン決済を導入した国であれば世界中で使用ができます。
スマートコントラクトを実装した
イーサリアム
先ほど、ビットコインは「全世界共通の改竄不可能な電子マネー」と説明しました。
「全世界共通の改竄不可能な電子マネー」、これだけでも革新的な技術です。
お金の歴史上、初めての出来事です。
ですが仮想通貨の進化はここで止まりません、
ビットコインに新しい機能を追加した
「イーサリアム」(Ethereum)が誕生します。
現在、ビットコインに次ぐ仮想通貨No.2です。
ビットコインとイーサリアムの2つだけで、全ての仮想通貨(2万種類)を合わせた時価総額の70%を占めると言えばスケールの大きさが少しは伝わるのではないでしょうか。
当時、まだ19歳(!)のヴィタリック・ブテリン氏(ロシア生まれ、カナダ育ち)がイーサリアムの原案をまとめ、その次の年にイーサリアムを実装したのです。
イーサリアムで追加された機能は
「スマートコントラクト」です。
これは簡単に説明すると、
「人との約束事をプログラムコードにして改竄不可能にし、支払いが滞った場合に決済を自動執行する」という機能です。
概要だけでは分かりづらいので、
具体例で説明します。
例えば「商品をネットで購入するという約束をプログラムコードにして改竄不可能にし、商品が届かなかった場合に違約金1万円を自動的に相手の口座から引き落とす」ということができます。
今までであれば、商品が届かなかった場合は
人とのやり取りを通した面倒な手続きがありましたが、イーサリアムを使用した場合はプログラムコードだけで完結します。
人の作業が要らないので大幅な人件費の削減、時間の効率化が可能となったのです。
あまりにも画期的で便利なスマートコントラクトを搭載したイーサリアムは仮想通貨に詳しい人達の間で、たちまち使用されるようになりました。
イーサリアムを基盤として、様々なアプリが誕生していったのです。
相互運用性の問題が浮き彫りに
イーサリアムを基盤として、様々なアプリが誕生し、活発に使用されるようになっていきました。
するとイーサリアムを参考にして、他にも「スマートコントラクト」を搭載した仮想通貨が次々と生まれていきました。
そしてイーサリアムと同様に、それぞれの仮想通貨を基盤として様々なアプリが誕生し、活発に使用されるようになっていきました。
そうすると、今度は新たな問題が浮き彫りになったのです。
仮想通貨はそれぞれ個別に存在しているだけで、繋がっていません。
そのため銘柄の異なる仮想通貨と仮想通貨を経由してアプリが使用できなかったのです。
例えば、イーサリアムのアプリを使うとします。
イーサリアム上では問題なく使えるのですが、他の仮想通貨では使うことができないのです。
これだけではイメージしにくいと思うので
簡単な例として、ゲーム機を例にして説明します。
今主流で使われているのは任天堂Swicth、PS5の2つです。
Swicth、PS5はそれぞれ独自の面白いソフト(アプリ)が遊べます。
しかしSwitch、PS5は独自のゲーム機(仮想通貨)で作られているため、それぞれのゲーム機の中でしかソフト(アプリ)は使用できない。 ということです。
ここで一旦話を整理しますと、以下になります。
「全世界共通の改竄不可能な電子マネー」であるビットコインを第1世代、
「スマートコントラクトを搭載」したイーサリアムを第2世代、
そして独立した仮想通貨同士をつなげるために「相互運用性を可能」にしようとしている
第3世代と分けることができます。
概要 | 世代 | 代表例 |
全世界共通の改竄不可能な 電子マネー | 第1世代 | ビットコイン |
スマートコントラクトを搭載 | 第2世代 | イーサリアム |
相互運用性を可能 | 第3世代 | ポルカドット |
「ポルカドット」は第3世代を代表する仮想通貨の1つで、イーサリアムの共同創設者であるギャビン・ウッド氏(イギリスのコンピューター科学者、元マイクロソフト社の研究者)が作りだしました。
ポルカドット、パラチェーンとは?
ポルカドット(Polkadot)について簡単にまとめますと、
ポルカドットは「第3世代を代表する仮想通貨の1つ」で「相互運用性を可能」にすることを目的に作られた仮想通貨です。
このポルカドットにつながる仮想通貨のことを、パラチェーン(Parachain)と言います。
つまり、「アスターネットワークはポルカドットのパラチェーン」である。
これを専門用語を使わずに解説すると、
アスターネットワークは
「第3世代を代表する仮想通貨の1つであるポルカドット(相互運用性を可能にすることを目的に作られた仮想通貨)に接続している仮想通貨」である。
と言えます。
いやー、長い!
しかし難しい部分は終わりました!!
あともう少しで終わります!!!
イーサリアムとポルカドット、他の主要な仮想通貨への橋渡しの役割
イーサリアムで発覚した、仮想通貨同士が繋がっていない問題について先ほど説明いたしました。
アスターネットワークは繋がっていない仮想通貨同士を繋げる橋渡しの役割を担うことも特徴の一つです。
イーサリアム、ポルカドット、コスモスなどの有名な仮想通貨はもちろんとして、他にもランキング上位に入る仮想通貨へも繋がるように設計されています。
EVM および Wasmに対応
最後に「EVM および Wasmに対応」について説明します。
おや?なんか急に難しそうだけど?
大丈夫です、順を追って説明します。
まず、EVM と Wasmについて簡単に説明します。
・EVM:Ethereum Virtual Machineの略
直訳すると「イーサリアム仮想マシン」。
イーサリアムのプラットフォーム
(iOSやAndoroidに相当する)環境のこと。
・Wasm:WebAssemblyの略
現在のアプリ開発に使われているプログラミング言語のこと。
イーサリアムはブロックチェーンという新しい技術で作られているので、EVMというイーサリアム専用環境でしか動作できず、専用言語でしか開発できない状態です。
しかし、アスターネットワークではEVM(イーサリアム専用環境)だけでなくWasm(現在のアプリ開発に使わているプログラミング言語)が使用できます。
そのため、今まではブロックチェーンに詳しい人しかアプリ開発できませんでしたが、アスターネットワークではスマホやパソコンに古くから携わっている人達も参入ができるようになったのです。
「EVMおよび Wasmに対応」 についてまとめると、
イーサリアムは超便利だけど
専門言語しか対応してなくて開発者の新規参入が大変。
そこでアスターネットワークではスマホやパソコンのアプリ開発に携わっている人達も参入できるように、現在使われているプログラミング言語に対応!
たくさんの開発者が参加できるから、
面白いアプリもたくさんできる予定だよ!
こうご期待!
っといった感じです。
有名な上場企業からの後援
なるほど、アスターネットワークがどんな企画なのかはなんとなくだが分かった。
内容は確かに悪くないかもしれない、
しかし企画を進めるには予算や資金が必要だけれど、資金はあるの?現在の進捗はどうなの?
と、思う人も当然いると思います。
結論から申しますと、
超有名企業から累計10億円の資金を調達しているので全く問題ないです。
順を追って詳しく説明します。
ソニーから約5億円の資金調達
まず、2023年6月28日に日本の有名企業であるソニーとアスターネットワークを作っている会社のスターテイル・ラボが提携し、約5億円の資金調達をしています。
スターテイル・ラボとソニーネットワークコミュニケーションズがWeb3時代を支えるグローバルインフラの確立を目指して資本提携
https://www.sonynetwork.co.jp/corporation/release/2023/pr20230628_0102.html
これだけでもかなりの大金です。公式情報も2023年6月と新しいので、この時点で資金について問題なしと言えます。
ソニーと合同会社の設立
ソニーと提携し約5億円の資金調達をしてから約3ヶ月後の2023年9月12日、ソニーと協力して、ブロックチェーンを共同開発するための新会社を設立すると公表しました。
ソニーネットワークコミュニケーションズとスターテイル・ラボ、Web3グローバルインフラとなるブロックチェーンの開発に向けて合弁会社を設立へ
https://www.sonynetwork.co.jp/corporation/release/2023/pr20230912_0108.html
会社名は「Sony Network Communications Labs Pte. Ltd.」です。
ホームページのURLはこちら↓
https://www.sonynetwork.co.jp/sonynetworkcomlabs/ja/
できたばかりの会社なので今は目立った内容はないですが、1~2年もすればかなりの情報が更新されると思います。
サムスンとUOB銀行から約5億円の追加資金調達し、資金累計10億円を調達
そして2024年2月21日、アジアで時価総額トップクラスの1つであるサムスン電子と、シンガポールの3大銀行であるUOB銀行(United Overseas Bank Limited)から合計で約5億円の資金調達に成功しています。
スターテイル・ラボ、Samsung NextとUOB Venture Managementから約5億円の追加資金調達。シードラウンド累計10億円調達しWeb3プロダクト群の開発を加速。
https://startale.org/ja/blog/71698
しかも、サムスン電子とUOB銀行は日本人創業スタートアップへの初出資となるようです。
それだけアスターネットワークの将来性に期待していると言うことなのでしょう。
また、この件についての詳細を創業者の渡辺創太さんが無料ブログNoteで投稿しています。
気になった方は読まれることをお勧めします↓
創業者 渡辺創太さんの人柄
アスターネットワーク創業者の渡辺創太さんの経歴を簡単にまとめると、
プログラミングはできない、英語もできない状態でシリコンバレーに1人で渡米する。
シリコンバレーでとある会社にインターン採用されてから半年間勤務後、ビザの関係で日本に帰国する。
日本に帰ると東京大学大学院のブロックチェーンイノベーション寄付講座で共同研究員に誘われ、その時に東京大学の優秀な学生をスカウトして、アスターネットワークの会社を起業した方です。
ざっと説明しましたが、気になった点があると思うので補足をしていきます。
まず、渡辺創太さんが
いきなりブロックチェーンの起業家になろうと思った訳ではないそうです。
当時は慶応義塾大学経済学部の
大学生だった渡辺創太さんは、将来何をしたらいいか分からずに悩んでいました。
そこでバックパッカーでインド、ロシアなどに行き自分の視野を広げに行きました。
世界中を歩き回っていると、貧しい子供たちを見てショックを受け世界を良くしたいと考えるようになったそうです。
世界を良くするためには世界にインパクトを与えられるほどの影響力がある分野で活躍する必要があります。
思い浮かんだのは政治家か、IT企業家(スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツなど)でした。
今から政治家で活躍するのは難しいため、IT企業の方が可能性がある。
現在はAIかブロックチェーンに将来性があると考えました。
AIの場合はGoogleやApple、Microsoftを有するアメリカに日本が勝ちに行くには厳しいと感じ、ブロックチェーンを選んだのです。
ここからが凄いのですが、「プログラミングはできない、英語もできない中でシリコンバレーに1人で渡米」したそうなのです。
当時からアメリカはブロックチェーンの分野で力を入れていたため、ブロックチェーンの知識や経験を深めらる可能性が1番高かったためです。
確かに入国への最低限の手続きとお金があればアメリカには行くことは可能でしょうが、
実際に行動に移すのは並大抵のことではありません。
そんなことができた人は、少なくとも私は渡辺創太さんしか知りません。
シリコンバレーに渡米後、渡辺創太さんは
プライドを捨て「ブロックチェーンの今後」という資料を書き、メールに添付して100社に送りました。
そのメールを送った中で行きたいと思った所からたまたま返信がきて、面接してインターンとして採用されました。
人生分からないものですね、傍から見たらシリコンバレーで働くのは無理だと誰もが思うでしょう。
ですが結果に結び付くこともあるのですから、しっかり考えた後の行動力は大事だと再認識させられます。
それから会社で半年間勤務できたのですが、
ビザの関係で日本に帰国します。
そして日本に帰国すると
東京大学大学院のブロックチェーンイノベーション寄付講座で共同研究員に誘ってもらえる事になり、その時に東京大学の優秀な学生をスカウトして、ブロックチェーンの会社を起業したのです。
私はこの経緯を知ってから
渡辺創太さんは信頼する価値のある人だと感じ、同時に渡辺創太さんが製作している「アスターネットワーク」に興味が湧き、調べていくようになって行きました。
インターネットで探した所、私が読んだインタビュー記事が見つかりました。
気になった方は読まれることをお勧めします↓
Web3.0でブロックチェーン同士がつながる世界を実現
https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/071500101/071500001/
(出典)日経BOOKプラス
まとめ
日本発の仮想通貨「アスターネットワーク」について大きく分けて3点解説しました。
①アスターネットワークの概要
独立している仮想通貨と仮想通貨を繋げることを目的に設計されている、日本発の仮想通貨
②開発資金を有名な上場企業
(ソニー、サムスン)から累計10億円調達
③創業者 渡辺創太さんの人柄
以上になります!
アスターネットワークが気になった方は、
実際に購入できる取引所について解説しているので読んでいただけると嬉しいです↓