【2024年の半減期】ビットコインの大イベントについて分かりやすく解説!

仮想通貨
この記事は約8分で読めます。

ビットコインに興味あるけど
ビットコインについてよく分からない
ビットコインの将来性が知りたいいう会社勤めの方がいると思います。

そんな方に向けてそもそもビットコインは何なのか?、
そして近い将来に発生する大イベントの半減期について解説したいと思います!

一時期ビットコインのバブルが弾けてもう終わったと思った人もいると思いますが、むしろビットコインの黎明期が終わり本番が始まろうとしている所です。

10、20年後にビットコインが世界中で使用される可能性はあります。

カニギリ君
カニギリ君

まずは
そもそもビットコインって何?から解説します!

そもそもビットコインって何?

初心者の方に向けてめちゃくちゃ簡単に言うと
ビットコイン

「全世界共通の改竄不可能な電子マネー」です。

少しだけ技術的な話をすると、
ブロックチェーンという新しい技術を使って改竄不可能にした全世界共通の電子マネー」です。

ブロックチェーンについて簡単に説明すると、
「データとデータを鎖のように紐づけて、固有のデータを作成し改竄不可能にする」技術の事をいいます。

どこかの国が管理しているのではなく、インターネットに存在している管理者のいない電子マネーですので、ビットコイン決済を導入した国であれば世界中で使用ができます

ビットコインの半減期とは

ビットコインは毎日10分ごとに発行される

まずビットコインがどのようにして発行されているのかを説明したいと思います。

初心者に簡単に説明すると、
ビットコインは毎日10分ごとに発行されています。

これをもう少し正確に伝えますと、
毎日10分ごとに「既にあるビットコインのブロックチェーン(取引履歴)に、
新たなブロックチェーン(直近の取引履歴)を紐づけると報酬としてビットコインがもらえる」です。

これだけでは分かりにくいと思うので、
具体例で説明します。

以下のような取引が既に行われており、
このブロックチェーン(取引履歴)が保存されているとします。

(BTCはビットコインの単位を表し、
ビーティーシーと読みます。
日本円の¥、米ドルの$に相当します。)


そして以下の新しい取引が行われたとします。
「HさんがIさんに3BTC送った」
「IさんがJさんに0.3BTC送った」
「JさんがKさんに0.02BTC送った」

ビットコインの支払いや受取は瞬時に終わります。
しかし、この取引の履歴は保存されていません。

簡単に言えば、お金のやり取りは終わったけど領収書を発行してもらっていないような状態なのです。

この新しい取引履歴を誰かがパソコンを使って、既にあるビットコインの取引履歴に紐づける(新たなブロックを紐づける)と、その報酬としてビットコインがもらえるのです。

これを金鉱からゴールドを採掘する作業に例えてマイニング(mining、直訳すると採掘)と呼ばれています。

要点をまとめますと、

・ビットコインは毎日10分ごとに発行されている

・正確には既にあるビットコインのブロックチェーン(取引履歴)に、
新たなブロックチェーン(直近の取引履歴)を紐づけると報酬としてビットコインがもらえる

・上記の取引履歴承認→報酬としてビットコインを手に入れる流れを金鉱からゴールドを採掘する作業に例えて
マイニング(mining、直訳すると採掘)と呼ばれている


毎日10分ごとに発行されるビットコインの量が「半分」になる

では本題に入ります。

ビットコインの半減期とは、前述したマイニングによって得られる報酬のビットコインの量が「半分」になるイベントのことをいいます。

半減期は現在までに3回行われており、4回目の半減期が今年2024年の4月15~20日頃に発生する予定です。

半減期までのカウントダウンを記載しているサイトを載せておきます。
正確な時間が知りたい方は、一目見てみるのをお勧めします↓
https://coinmarketcap.com/ja/events/bitcoin-halving/

半減期の周期は約4年

半減期の周期は約4年です。

1回目が2012年、2回目が2016年、3回目が2020年に発生しています。

ビットコインのマイニング報酬は最初は50BTCでしたが、
50 BTC→25 BTC→12.5 BTC→6.25 BTC(現在)→3.125 BTCと半減してきました。

半減期の時期についてまとめると以下になります。

半減期の
回数
半減期発生時期マイニング報酬
(BTC)
1回目2012年11月28日50 → 25
2回目2016年7月9日25 → 12.5
3回目2020年5月11日12.5 → 6.25
4回目2024年4月15~20日?6.25 → 3.125

半減期の周期は約4年と説明しましたが、
正確には取引履歴を承認したブロックチェーンが210,000ブロック生成した時に、マイニング報酬が半減される仕組みです。

1ブロックは10分ごとに生成されます。

210,000ブロック生成にかかる時間を計算すると、
210,000ブロック×10分
=2,100,000分
=1458.33日
=3.9954年

理論値が4年より少し短いこと、マイニング競争が激しくなってきている影響で
実際には半減期の周期は4年より少し短いです。
(1~4ヶ月くらい予定より短いです。)

半減期を迎えると何が起きる?

半減期でマイニングによって得られる報酬のビットコインの量が「半分」になることは分かった。

では、報酬のビットコインの量が「半分」になると何が起きるの?と疑問に思うことでしょう。

結論から言うと、ビットコインの価値が上昇し半減期の約1年後にバブルが発生しています。

以下のグラフは、
半減期とバブルについてまとめたものです。

(半減期1回目も価格高騰はしましたが、グラフに載せきれないので割愛しています)

参考にしたデータ
https://coinmarketcap.com/ja/historical/

時期価格倍率
2016年7月10日¥65,280.15
2017年7月9日¥286,800.144.4倍
2017年11月17日¥2,154,674.8933.0倍
2020年5月10日¥934,101.03
2021年5月9日¥6,323,156.056.8倍
2021年11月14日¥7,458,604.468.0倍


ではなぜこんなことが起きるのでしょうか?

これは、ゴールドの価値が上がるのと似ています。

ゴールドの価値は色々な要因により変動しますが、要因の1つとしてゴールドの採掘量があります。

ゴールドに採掘できる量に限りがあるため、採掘できる量が少なくなっていくほどゴールドの価値は上がる傾向があります。

ゴールドの採掘量が減る→ゴールドの価値が上昇する

これをビットコインで例えると、

ビットコインの半減期によってマイニング報酬が減る→ビットコインの価値が上昇する

となります。

そのため、半減期の後にビットコインの価値が上昇する傾向があり、実際に過去2回大幅に上昇しています。

ビットコインの価値は半減期だけでなく様々な要因で変動しますが、
過去に2回も大幅上昇しているので、今年2024年の半減期で起きる可能性は十分あると私は考えています。

なぜ半減期が設定されている?

以上、半減期の概要と半減期発生によるビットコインの価値上昇について説明しました。

ここではもう少し半減期について深堀し、
そもそもなぜ半減期が設定されているのか?を解説します。

結論から言うと、
ビットコインの価値が下がるのを防ぐためです。

私たちが普段使っている日本円ですが、日本円の価値が保たれるように国が日本円の流通量をコントロールしています。

ビットコインはどこかの国が管理しているのではなく、インターネットに存在している管理者のいない電子マネーです。

国が介入してビットコインの価値を意図的に操作することはできません。

しかし、逆に言えばビットコインを国が
管理している訳ではないので流通量がコントロールできず、ビットコインの価値を保つのが難しいのです。

そのためビットコインの流通量をコントロールできる仕組みが必要になります。

流通量をコントロールするため、ビットコインの総枚数は2100万枚と設計されています。

しかし、いきなり全部2100万枚発行してしまうと流通量をコントロールできずビットコインの価値を保つのが難しいです。

そのため、ビットコインを少しずつ発行していく必要があります。

このビットコインを少しずつ発行するために
半減期が設定されているのです。

マイニング報酬を半分にする半減期を4年ごとに行い、ビットコインの発行を段階的に少しずつ減らしていきます。

半減期によりビットコインの流通量が制限されることで、ビットコインの価値が保たれ、
インフレ(ビットコインの価値が下がる)を防いでいるのです。

まとめますと、

・ビットコインはどこかの国が管理しているのではなく、インターネットに存在している管理者のいない電子マネー

・ビットコインを国が管理していないので流通量がコントロールできず、ビットコインの価値を保つのが難しい

・ビットコインの流通量をコントロールできる仕組みが必要

・ビットコインの総枚数は2100万枚あるが、いきなり全部2100万枚発行してしまうと流通量をコントロールできずビットコインの価値を保つのが難しい

・そのため、ビットコインを
少しずつ発行していく必要がある
①ビットコインを少しずつ発行するためにマイニング報酬を半分にする半減期を4年ごとに設定
②ビットコインの発行が4年おきに少しずつ減る
③ビットコインの流通量が制限される
ビットコインのインフレ(ビットコインの価値が下がる)を防ぐ


まとめ:半減期を迎えるとビットコインの価値が上昇し、約1年後にバブルが発生する可能性がある

ビットコインの半減期について大きく分けて3点解説しました。
本記事では、

①ビットコインはそもそも何なのか
ビットコインは「全世界共通の改竄不可能な電子マネー」

②半減期とは何か
毎日10分ごとに発行されているビットコインの枚数が、半分になるイベント

③半減期を迎えると何が起きるのか
ビットコインの価値が上昇し、半減期の約1年後にバブルが発生している

以上になります!


ビットコインが気になった方は、
実際に購入できる取引所について解説しているので読んでいただけると嬉しいです↓